2006年06月24日

「アハ!」


「アハ!」体験について、
つい今テレビでやっていた。
ふとしたきっかけで、「ああ、そうか!」と気付く事、
その“ひらめいた”瞬間を「アハ!」と言い、
その“ひらめく”までのプロセスを「アハ!」体験と言うのだそうだ。
例えば「発明する」「ド忘れを思い出す」等々。

しかもド忘れを中々思い出せず、
苦しんでいる状態が、
脳のトレーニングになるという。

で、思った。
お笑いでネタ書いてるヤツは、
いつも「アハ!」体験しているのだと。

例えばお馴染みの医者コント。
医者がボケで患者がツッコミ。
どうやら風邪らしい、という展開で、

 医者「ではお薬3日分出しておきますね」
 患者「はい」

の所。
コレを単純に裏をとってボケにすると、

 医者「ではお薬3日分しまっておきますね」
 患者「出せよ!準備しといてしまってたら意味ないだろ!」

となる。
でもコレじゃ単純なので日にちの所をいじってボケてみる。

 医者「ではお薬一ヶ月分出しておきますね」
 患者「多いよ!どんだけ長引くんだよ!」

と、
長いバージョンを考える。
「でも一ヶ月じゃ足りないかなぁ」と思い、
「半年分」「1年分」「3年分」「10年分」「100年分」
等と考えてみる。
が、
ただ闇雲に、何の脈絡もなく、長くするだけじゃおもしろくない、
そこで、何かにひっかけた長さを考える。

 医者「ではお薬三ヶ月分出しておきますね」
 患者「多いよ!何で1クールなんだよ!」

 医者「ではお薬75日分出しておきますね」
 患者「多いよ!噂話かよ!」

 医者「ではお薬十月十日分出しておきますね」
 患者「多いよ!何を身ごもったんだよ!」

等考えてみて、
やっぱ長いのはないなぁ、と思い短くしてみる。

 医者「ではお薬1時間分分出しておきますね」
 患者「少ねぇよ!どのタイミングで飲むんだよ!」

 医者「ではお薬3分分出しておきますね」
 患者「少ねぇよ!カップ麺つくっている間に効果なくなるよ!」

 医者「ではお薬5秒分出しておきますね」
 患者「少ねぇよ!飲む意味ねぇだろ!」

更にこの後、
「時事ネタを入れてみる」
「毒を入れてみる」
「言葉の響きのおもしろさ重視で考えてみる」
「発想をトばしてみる」
を試してみる(実際に考えるのはもう面倒なのでパス)。

で、最後の最後に、
「この展開だとあまり良いボケ出ないや」
と思い、スッパリとあきらめる。
そう、
ココが私の「アハ!」である。
ココまでギャグを出そうと頭をひねった事が「アハ!」体験である。

つまりネタを考える人達は、
いつも「アハ!」を求め、
更にはその先の「アハハ!」を求めているのである。
posted by ホロッコ百太郎 at 23:13 | TrackBack(0) | 芸人として | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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