2007年05月22日

渚さんの事を、


書こうと思う。

亡くなられてスグは、とてもじゃないけど書ける様な気持ちにはなれないし、2週間過ぎた辺りで一度ブログに書いた時も、「違う」と思ってスグに削除した。だって、ブログって、「今日は訪問者何人来た」とかも気になるし、自分の考えとか告知とか簡単に発信出来るエンタテインメントな場だし…。そういう所に、本気で辛かった事を書くのは、エンタテインメントではない、と。

でも考えを改めた。
渚さんは芸人だったし、オレも芸人だし、生きざまを切り売りして商売してるんだから、書かれて当たり前、書いて当たり前、そう思い直した。

初めて渚さんと話したのは、多分1998年の5月。
当時ホリプロの若手芸人だったオレは、『デジタルズ』というコンビのボケ担当で、今の『ホロッコ』のネタとは全く違う、時事ネタ毒舌漫才をやっていた。その時の『デジタルズ』はまだ結成約5ヶ月、新人コーナー枠(2回の優勝で1本ネタ枠へ昇格)で、初登場の時から優勝候補と言われながらも一度も優勝できずにいた。しかも当時の相方とはあまり気が合わず、「果たしてこのコンビでやっていけるのだろうか」と不安な日々を送っていた。
で、その5月のホリプロお笑いライブ。
いつもの様に新人コーナーに登場したオレ達『デジタルズ』は、本番前の裏でのケンカを引きずってしまい、ド頭の挨拶から軽くスベり倒し、何と!ネタを途中で中断、土下座して舞台をおりるという芸人にあるまじき行為をやらかしてしまったのだ。
新人コーナーのMCだった『さまぁ〜ず(当時はバカルディ)』さんからは、「やり直せ」とか、「今回の優勝候補だって聞いてたのに」とか言われたが、「実はもう裏で解散しようという話も出てまして」と言って逃げた。
ライブが終わり、片付けをしていたオレの所へ、三村さんと一緒に渚さんがやってきた。2人はオレに、「解散するな、考え直せ」と言いに来てくれたのだった。
そう、多分コレが渚さんとの初めての会話。
三村さん、というか、『さまぁ〜ず』さんは、新人コーナーで絡んでて、いつもオレらの事を、「優勝候補」とか、「早く優勝して上に行っちゃえ」とか、「出ましたベテラン漫才師」とか言ってもらえてて、まぁ認めてもらえてるのかなぁ、とは思っていたんだけど、渚さんとは挨拶してたぐらいで、ほぼ面識なし。オレらの事なんか知らないだろう、と思ってた所でのこの初絡み、もしかして面白半分で来てるのかな、とも思ったけど、渚さんの話は真剣そのもので、「良い相方と巡り会うのは簡単な事じゃない。諦めずにやってみろ」という内容の話をされた。
まぁ結局はその年の暮れに『デジタルズ』は解散したのだが、その後、後輩に対して面倒見の良い渚さんの姿を見るにつけ、「ああ、やっぱり優しい人なんだなぁ」と、当時の事を思い出したものだ。

ダラダラと長くなったが、コレが渚さんとの初絡み(多分)である。何分昔の事だし、人の記憶なんていい加減なものだから、事実と違う部分もあるかも、だが、ほぼこんな感じだった筈。
美化も誇張もなしという事で、一先ずお終い。
posted by ホロッコ百太郎 at 22:00 | TrackBack(0) | 人として | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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